ヴェネチア旅行(カフェ・フローリアン)
ヴェニスをとても魅力的だと感じたのは
きっとこの街の「古さ」からだと思います
当たり前のように中世のイタリアそのままが残る街
その場所に自分がいることがとても嬉しかったのです。
自転車や車は乗らないで置くと動かなくなる
といいますが、この街にも同じようなことを感じました。
土壁と石とで作られたこの偉大な観光地は
絶えることの無い多くの人々の足跡によって作られた
「歳月のしるし」が要所に見られました。
旅行を振り返るときに、その断面がイメージや色となって現れます。
そんな記憶の小石のひとつ
それが「カフェ・フローリアン」でした
1720年創業の世界最古のカフェです
280年以上続いているということです
想像もつかない長い長い時間です
いざ店内へ・・
店内の手前のコーナー席に案内されメニューを手渡されました
私達はお金もないのに新婚旅行だという名目で
隣のリド島にある5つ星ホテルに滞在しました。
「この時ばかりは苦しい日常を忘れましょうよ!」とばかりに。
そんなスタートは良かったのですが、偉大な観光地は観光費も偉大、
ホテルの滞在が高すぎて二人の1日の食事の予算が
最低限の設定となっていました。
そしてその手渡されたメニューの内容はブラッスリー並み。。
それ以外に生演奏代8ユーロ(1300円くらい)
このカフェに夢を見ていないクリストフは、驚いて定員さんに
音楽代は払えないとか言っていました(汗)
そんな彼の行動で現実に引き戻されたりもしましたが
何とか無事、珈琲とソーダを注文した私達は
心地よく時間を過ごすことができました。
今思えば、このカフェの価値を思うとこの値段は十分
ありえることで、「お昼はパニーニ」が合言葉のような私達の
ほうがズレていたんでしょうね(笑)
カフェ・フローリアンの珈琲はというと
とても珍しいドリップ式でした。
添え付けのポットにはカップ2杯分のお湯が入っていました。
お店のセニョールがお湯を注いでくれます
そう、イタリアに来たな!と思ったのは寝台列車での朝食時に
珈琲を飲んだときでした。
これが素晴らしく美味しかったのです。
「これがイタリアンコーヒーか」
とフランスからそう遠くは無い場所で美味しいコーヒーを
飲めたことに本当に喜びを感じました。
将来にヴェニスは地形の変化で海に沈んでしまうとか言いますが
今までどうり、私達の子供の子供の代までも
続いてくれたらいいなァ。。とおもいました。(つづく)





